キャラメルボックス2008年クリスマスツアー
『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』を観に行ってきた。 今回もブログライター企画に乗せて頂いた。 しかもゲネプロご招待。 いつもながら、ありがたいお話です。 それにしても、なんという長いタイトル。 “面倒臭いな。もっと上手いこと略せなかったのかな”とも思ったけど このフレーズ、実に重要。 ところどころに大切なセリフとして登場してくる。 原作はキャラメルボックス脚本家・成井豊の同名小説。 ⇒君の心臓の鼓動が聞こえる場所 * * * テレビの脚本家・根室典彦は40歳を過ぎて、いまだ独身。 実は大学を卒業してすぐに結婚したのだが、わずか6年で離婚。 現在、妻と娘は札幌に住んでいる。 クリスマスを間近に控えたある日、突然、娘のいぶきが訪ねてくる。 別れた時、5歳だった娘は、19歳になっていた。 いぶきは原稿用紙の束を差し出して言う。 「私、小説家になりたいの。出版社の人、紹介して!」。 人生最大のクリスマス・プレゼント、それは作家志望の家出娘だった……。 キャラメルボックス公式サイトより * * * 地味な中年男性・根室(西川浩幸)は脚本家。 その日も仕事を取るために、TVドラマプロデューサー(岡田さつき)を接待。 接待後、根室は以前から好意を持っていたマネージャー真知子(岡内美喜子)を自宅に誘うことに成功。 そこへ突如、来客が。 若い女性は『日高いぶき(黒川智花)』と名乗り、根室に『お父さん!』と呼び掛ける。 根室は若い頃、同級生とデキ婚していた。 そして、そのときの子供が“いぶき”だった。 いぶきが5歳の頃、父娘はワケあって離ればなれになってしまっていた…。 小説家志望のいぶきは、父親が出版社にツテがあると思い 遥々札幌から単身やってきた。 14年振りの再会になった親子。 しかし、父親は仕事が忙しく娘にかまっているヒマがない。 すれ違う父と娘。 それを心配する周囲の人間。 そんなある日、 根室の同僚でミステリー小説家の砂川(大内厚雄)がいぶきに投げた質問から、 事態は急転。 いぶきの本当の“目的”が明らかになる。 …そんなカンジのストーリー。 クリスマス公演は『クロノス』『トリツカレ男』と毎年泣かされてきてるけど 今年もしっかり泣かせてくれた。 前2作は若い男女の愛の物語だったけど、今回は“親子愛”。 正直、私が一番苦手なテーマ。 親を慕う子供、子供に無償の愛を捧げる親…ってのは、私にとって非現実的な世界。 それでも舞台上の親子には、やっぱり感情移入してしまった。 『クロノス』や『雨と夢のあとに』のような哀しい涙じゃなくて 親子愛が暖か過ぎて、自然にジワジワ出てくる涙。 前半は、根室の仕事の忙しさを表すようにバタバタしたり 笑えるシーンもたくさんあるけれど 後半、いぶきの“目的”が明らかになってからは、 彼女の行動のひとつひとつが涙を誘う。 いぶきが“ただもの”ではないコトは割と最初から分かる。 でも最後、あんな展開になるとは。 イブからクリスマスに掛けて、必死に奔走してきた人達が報われたラストシーンだった。 小川洋子さんの小説もキーポイントになってくる。 内容を知ってる人には『あれ?!』ってなるかも。 主演の西川さんは出ずっぱり、喋りっぱなしだった。 『NO』と言えない気の弱い脚本家から、 突然現れた娘に照れたり喜んだりする父親まで… もう『さすがです!!』としか言いようがない! 最後の娘を想うシーンなんてホント素敵だった。 個人的には掃除夫・岩見沢の筒井俊作がツボ。 (前、『めちゃイケ』の再現ドラマに出てたよね?) 最初から最後までテンションの高い狂言回しを演じている。 どの役者さんも衣装チェンジがちょこちょこあって、 カワイイ冬服がたくさん出て来るのも見所。 舞台セットも、いつもより小物がたくさんあって 細かいトコロを見てみると面白いかも。 更に今回は、前説から小芝居があって イケメン俳優の2人がとても楽しませてくれるのでお楽しみに! そんなカンジの『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』(やっぱ長い)。 クリスマスにぴったりの暖かい作品なので、文句なしにオススメ! サンシャイン劇場でクリスマス当日まで上演中。 ⇒チケット予約はコチラから ⇒空席状況はコチラから ネタバレあり感想は12月20日以降に。 制作発表時の各スポーツ紙はコチラ↓ サンスポ:黒川智花、初舞台「全力でぶつかります」 スポニチ:黒川智花「ラブラブになれる」初舞台観て ニッカン:黒川智花あこがれの舞台「やっと来たか」 最後に、芝居とは無関係だけど 三浦のお兄さん、三浦大輔の横浜残留が決定してヨカッタ!! ホント良かったよ〜・゜・(ノ∀`)・゜・ 阪神なんかに行かなくてヨカッタって! これからもベイで頑張ってくれー!! ブログライター取材内容は“続き”からどうぞ↓
以下、ブログライター取材。
※ネタバレあり ※敬称略 ※質問・回答内容は自己解釈、修正、聞き違いなどあり ゲストは脚本家・真柴あずき、主演・西川浩幸 ![]() 写真左から真柴あずき、西川浩幸、加藤昌史 Q:黒川智花さんの声がいつもより高かったが? A: (真柴)彼女自身も今模索中だと思う。今日もゲネプロですし。 (加藤)彼女は客入りよって声を替えている。 だからと言って、少ないときにダメなワケじゃないですよ。 Q:真柴さんの脚本家としてのスタンスは? 原作に忠実に書いていくのか、それとも離れて書いているのか? A: (真柴)今回、原作者は男性なので女性ならではの視点を入れた。 いぶきや真知子など、特に。 成井さんには『あんなにイイ娘は普通いないよ』と言った。 (加藤)原作は『水平線の歩き方』に似ていて、それに沿った選曲をしていたけど 上がってきた脚本は『四月になれば彼女は』になっていた。 (真柴)やりたい作品(原作)はいろいろある。 もう十何年温めている作品もある。出す機会があれば出していきたい。 ![]() 脚本家の真柴あずき Q:真知子の旦那さんへの気持ちは、実際どうなのか? 浜名湖(旦那の職場)に付いて行きたいような素振りを見せていながら離婚するというのは? A: (西川)そこは成井さんが書いたところです。 あのようなしっかりした女性が、成井さんにとっての“女性像”では。 どちらかと言うとしっかりとした“母性”のような。 真柴と成井では“女性像”の考え方も違うので、演じた岡内自身も迷っていた。 (真柴)私だったら、自分の仕事があるのに一方的に物事を決めて『付いて来い!』と言う旦那には腹が立つ。 でも、(質問者のように)引っ掛かる部分がたくさんあるのは良いこと。 観た人それぞれがそうであって欲しい。 Q:すずねが5歳の時の親子(根室・いぶき)写真をどうして持っていた? A: (真柴)病院から取ってきたんじゃない? ちなみに、財布はいぶきのモノ。洋服はすずねのモノ。 すずねが眠ったときに、いぶきがサっと入り込んでパパっと荷造りして写真取って行ったんじゃないでしょうか。 Q:(黒川智花ファンの男性)黒川さん、どうですか? A: (西川)ある意味、予想通り。 『雨と夢のあとに』『てるてるあした』で共演したけど、そのときから彼女が“お芝居好き”だと感じた。 毎回違うお芝居をしてくるし、自分で考えて決めて意図して変えてくる。 とても(芝居に対して)貪欲だと思う。 (体力など)心配な部分もあったが、大丈夫。やればやる程、強くなっている。 “舞台人”として末恐ろしいなと。 彼女の演じる“シリアスな舞台”も観てみたい。 (加藤)あのコは天才だよね。 (西川)お芝居が好きなんだと思う。 名古屋公演の最終日に『東京に戻ったら何をしたい?』と聞いたら 『早く舞台に立ちたい』と答えていた。 教えれば教える程、成長する。だからこっちも変なことは言えない。 (真柴)わたしはビシバシダメ出ししてるけど。 (西川)あなたはそれが仕事だから(笑) ![]() 1つ1つの質問に丁寧に誠実に回答する西川浩幸 Q:根室と砂川の関係は?ライバルのように感じているのか? A: (西川)根室にとって砂川は尊敬の対象。 事務所も砂川のモノだし。 砂川がイイ子で良かったし、TV局で再会出来てラッキーだった。 “ダブルハーツ”は夢の様な会社だと思う。 (真柴)バカばっかですよ! (加藤)いぶきが『TVドラマの脚本家なんて誰も注目して見てないよ』と言ったときに 砂川が『それでもお父さんのドラマを観ている人はたくさんいるよ』と返したシーンでジーンときた。 砂川も根室のことを尊敬しているのが伝わってきた。 (西川)今日はキャラメルボックス俳優教室の人も来ていたので、 みんなそのつもりで演じていた。 大内が舞台上で優しい演技をしていた。 Q:いぶきが小さい頃にケガをして、とても不安だったのに14年間も会わないで どんな気持ちだったのか? A: (西川)自分はまだ“根室”と付き合って2ヶ月だけど、 もし智花ちゃんと今日でサヨナラだったらすごく寂しい。 だから、14年間は相当寂しかったと思う。 でも、そういう気持ちがバネになって頑張れたりもするので… それが(いぶきと離れる)あったからこそ、自分の夢のために頑張れたと思う。 もし途中でいぶきと会っていたら逆にダメだと思う。 最初は廃人のようだったと思いますが。 (真柴)根室に(ケガをさせた)罪悪感もあったと思う。 だから誰にも娘がいることを言えなかった。 自分のせいで娘を傷つけたことを人に話すのもイヤだった。 (西川)だから仕事に逃げていたと思う。 根室はものすごく弱い人間です。 Q:劇中劇のヒトミのテーマは何故選ばれた? A: (真柴)お芝居とリンクする箇所があったから。 『最後に信じるのなら、何故最初から信じない』とか“SF”っぽい部分もあったし。 …ココで時間いっぱいになり、ブログライター取材は終了。 今回はやけに長かった。 質問もどんどん出てくる。 演じた直後に主演の方自ら、このような場に出てきてくれるコトが奇跡的。 もう最大級のファンサービスだよね! いつもながら、ありがとうございました。 ![]() |
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◆SINKER STYLE DIARY◆ 野球は断然パシフィック・リーグ!!女子目線で綴るパ・リーグ贔屓日記です。 キャラメルボックス観劇レポもあり。
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